
劇場から出てきた2組のアベックが
"わけわかんね〜、結局何なの?"
みたいな事を言いっていた
この作品の監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは
ワタクシ的最高傑作『アモーレス・ぺロス』の監督
そして名前の言い難さも最高クラスである
とりあえず彼の作品と言うだけで劇場に向かいたくなる
この作品の良い評判はなかなか聞かない
そんなん関係なく素直に観たかった
チャイラテ片手に席に着き予告が始まると同時に悲劇が始まった
近くに座っているアベックの彼女の方がいちいち"ツッコミ"を入れだしたのだ
予告の段階から大きい声で
"キムタクがど〜だ"とか"コレありえないしぃ〜"とか・・・
アンタがあり得ないしぃ〜と思った
でも海外ではそんなの当たり前だから許してやった
(パリで『グラディエーター』を観たときは
終始生放送の様なリアクションの歓声)
そして作品が始まった
その彼女の突っ込も続く・・・
"菊地凛子若くねぇ〜?"とか
もうその子じゃなく
注意しない馬鹿彼氏に腹が立った
でも海外では当たり前だからやっぱり許してやった
ストーリが進むにつれて馬鹿アベックは静まり返った
遂にこの映画のパワーに圧倒されたのだ
ざまをみろ
と思った途端、また彼女が口を開く
"あっココ問題のシーンじゃん?"
アナタですよ、もはや問題なのは
気づくと手強いツッコミの彼女に
心のツッコミを入れるためにスタンバってる自分がいた
終盤に差し掛かるとそのアベックも自分も
作品のパワーに引き込まれていった・・・
確かに消化不良になる部分はある
その先を描かず観客に委ねる作品だから
でもハリウッドの作品や日本の大作なんかの大半は
"説明"の部分が多すぎて
10人が10人同じような印象になり
好きじゃない
さっきTVで放送してた『紅の豚』も
想像に任せて終わっていた
ドラマは漫画的でも良いけど映画はやはり想像させる小説的であって欲しい
日本の場合"元を取る"文化な気がしてならない
チケット買ったんだからどれだけのモノ魅せて
どれだけ納得させてくれんの?
みたいな
商業エンターテイメントだから
それはある意味最もなんだけど
この作品に関して言えば
これだけ皆が意見交換出来る作品は少ない
とりあえずうるさいアベックを黙らせるパワーは満載
個人的に、映画『BABEL』
"繋がり"を失いつつある現代に対する
予防注射的な名作だと思った
posted by TAKUMIX at 02:11|
日記
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