2020年04月02日

【 佐々部清監督 】




"横じゃなく縦"
"平面じゃなく奥行き"
佐々部監督の映画術の教えがあったから
自作『blank13』が生まれた

縦位置の配置やアングルは
佐々部監督の導きによるもの

地域との映画作りだったり
レンジの広い視野・人との接し方
現場での鋭い嗅覚
これからも沢山の佐々部塾の教えを乞うつもりでした

こうやって過去形で文字を書く事自体受け入れられていません

いつもながら全力で新作の準備をされていた事
今の状況下で自粛しながらも
愉しみに観ている映画の事
亡くなる二日前に更新された監督の進行形の日記

今は監督の想い・存在が大きくなる一方です
posted by 斎藤の工 at 04:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【 勝手に映画秘宝 】






第132回
『娘は戦場で生まれた』


新型のVirus同様
長期戦を見据えていたのですが
思いの外
映画秘宝が不死鳥の如く早期復活との朗報により
この"勝手に連載"も2回で終わりそうです

今 この状況下でナニを観るべきか

明るく前向きになれる
自己啓発本的な映画だけが相応しい訳ではないと
個人的には思う

あくまで個人的に

本作は
シリアのアレッポと言う
終わりの見えない戦地・極地になってしまった地域のある夫婦の壮絶な日常
包囲爆撃の中奇跡的に誕生する生命に纏わるドキュメンタリー
微妙くも
この我々(世界)の置かれた状況に対する力強いエールの様にも思えた

攻撃をして来る脅威対象が眼に見えるか否かと言う事は大いに違うが
目の前で起きている現実を直視する 対峙する
そこから身の振り方を考える

例えば
移らない様に < 移さない様に の意識だったり


現代は『FOR SAMA』
戦場で生まれた"サマ"と言う娘に向けた母親からのビデオレター
サマは"空"を意味する
空軍の姿のない
鳥が自由に飛んでいる平和で豊かな空を願って付けられた名前

時折りドローンによるアレッポの情景は入るが
基本的には監督であるジャーナリスト
ワアド・アル・カデブの主観で物語は紡がれる
物語と言うか進行形の事実である

なので観客は"その場"にいる事になる

差し詰めVR版内戦地区といった所だろうか
怪獣映画も真っ青なくらい
凄まじいクラスター爆弾による爆撃の日々

TVのニュースで流れる戦地の映像の中に放り込まれた気分だが
特質しているのは母親から娘に対するビデオレターであると言う観点

サマ(娘)がどんな場所に
どんなタイミングで生まれたのか
それを母親が命がけで記録している

監督ワアドの旦那であるハザムは数少ない医者である為
アレッポを離れない決断をする
医療サービスの無いアレッポにて
病院を自主的に営業し
毎日の様に多くの命を救っている
アレッポのライフラインの様な存在である

独裁政権後 止まない空爆
日々失われる沢山の命 真っ赤な血の海
同じ場所で生まれる新たな命

嘘みたいな地獄絵の中に
キラキラしたアレッポの子供達
次々に友達が居なくなる中
爆撃で廃車になったバスに色を塗り
車内で遊ぶ彼らは
子供ながらに置かれた危機的状況を理解していて
爆弾の種類を把握し爆撃音にも怯えず慣れている
そして"死"を身近に感じている様に思えた
同時にある少年は「建築家になって、将来アレッポを建て直す」と言う気持ちを持っていたり
周りの大人にとっての希望でもある存在である

ただ
彼等は明らかにそこに居るべきでは無い

監督のワアドが言う
アレッポは"目を閉じても赤い"

そんな"赤い世界"で生まれたサマ

こんな説明文だと目を覆いたくなる描写の連続と思われるかも知れないが
本作は
希望の光も与えてくれる

暗闇からの僅かな光

ジャーナリストであるアワドが本作でカメラを回した事は
『シティ・オブ・ゴッド』で主人公のブスカペが
拳銃では無くカメラを構えた事に意味合いが近い気がした


"共通の敵"と言う結託・結束のきっかけが目の前にあるのならば
例え一時的だとしても
普段は繋がれない手が繋がれるべきで
そう言った
今の状況下を人間が活かす事が出来た時
はじめて戦えるのではないだろうか

"新型"に対して我々人間も
布陣を新たに新型に更新して行くのは今しかない


https://www.saitoh-takumi.jp/info/create/detail/1072/









posted by 斎藤の工 at 03:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月30日

【 スコールアンドレスポンス 】



"この病に効くワクチンは未だに開発されてない

かすかに望みがあるとすれ

俺にとっては音楽だったはずで

仮に一日中家の中に居ようとも

心の中だけは自粛するな

情熱よ自粛するな 

人を思う気持ちを自粛するな"


MOROHA



posted by 斎藤の工 at 01:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月26日

【 わけ合えば 】

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posted by 斎藤の工 at 15:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月26日

【 コンプラ全国行脚 】

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posted by 斎藤の工 at 08:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【 上田監督 】



試写でも資料でもなく
劇場で受け取って下さった事が有り難い

当初の試写や資料から
本編が変わり出しているので
今は劇場にしか『COMPLY+-ANCE』はありません




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posted by 斎藤の工 at 08:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月20日

【 勝手に映画秘宝 】




第131回
『いつくしみふかき』


未だに咀嚼しきれていないが
日韓の映画偏差値の差が露呈した昨今に
もの凄い可能性を秘めた邦画が誕生したかも知れない

この作品で描かれている様に
今もこの国の何処かの小さな半径(地域)による大きく伝統的な抑圧や軋轢が
進行形で行われているのではないだろうかと思わされた(おそらく行われている)

TVでは表現出来ないタブーやコンプライアンスを映画と言う表現で描く自由度が失われつつある中
大山晃一郎監督は
この骨太かつ繊細な題材を握りしめて
ど真ん中に豪速球を投げ入れた

主演の渡辺いっけいさんや遠山雄さんをはじめキャスティング
遠山郷の美しさや飯田弁も不気味にハマりまくっていてる

観ちゃいけない(観たい)真実がそこにあった気がした

現代邦画の本来の武器・長所が詰まった傑作

劇場で受け止めるべし





posted by 斎藤の工 at 19:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【 COMPLY+-ANCE 】

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同時期公開作品の豊かな番宣活動を横目に
明日2/21に公開になる
映画『COMPLY+-ANCE』は
私の立場からの危機感 閉塞感を元に
最も衝動的かつ作為的にふざけた角度で
産出出来たかなり自主的な作品

知る由も無い方が多い作品


企業コンプライアンスから個人コンプライアンスへ

作りながらも当然世の中のコンプライアンスは進行形で動いていて
飯塚貴士監督 岩切一空監督 狐火さん GARIさん
それぞれ作品(言葉)と共に
劇場空間にて"今"最もアジャスト出来る作品になったと自負しております

愛しき「映画秘宝」の無き今(休刊ですが)
私なりの主戦場はココにあります

初日が全てではありませんが
明日からアップリンク吉祥寺 アップリンク渋谷にて
戦いが始まります
と気軽に気に留めて頂けたら幸いです
おそらく映画館史上初の試み(体感)上映も予定しています



齊藤 工
posted by 斎藤の工 at 15:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月13日

【 最終回 】

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早いもので 最終話

とても幸せな現場でした

"それ"は隠しきれず

映り込んでいるはず
posted by 斎藤の工 at 23:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【 かく恋慕 】

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長編の概念が変わる程秀逸な49分の作品
無駄がなく豊潤な菱沼監督の世界は
これからの邦画のあるべき一つの雛形なのかも知れない
posted by 斎藤の工 at 02:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする